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子供を作る-その言葉が指す背景は?

続けて、育児ネタを。

今度は、大真面目に。

「ハッピー子育て」という、読みやすい育児ノウハウ本ではなく、「子育て支援」や「子供の社会的意義」といった、比較的重めの内容の書籍を、いくつか読み漁った時期があった。


初めて当ブログにご訪問頂いた方は、”アミブロの歩き方”を


その中の1冊に、うーーーむと唸った記述が。

子どもという価値―少子化時代の女性の心理 (中公新書)
子どもという価値―少子化時代の女性の心理 (中公新書)


 
どこを探しても、手元に書籍が無い(最近、大量の本をブックオフに持っていったので、その中に紛れたのか?)
正確な記述ではないかもしれないが、この本を元に話を進めていく。


少子化対策がマニュフェストに出てくるほど、出生率が上がらない日本。

私は「子供は2~3人」が標準のアラフォー世代、私自身、二人兄妹で育った。
だが、私の一世代前、私の両親を例にとると、共に6人兄妹だし、それ以前はもっと兄妹が多かったはずだ。


なぜ近年、日本では少子化が進んでいるのであろうか。


前述の「子供の価値」という本には、その一因を次のように記していた。

 「子供を産むことを、人間の意志で決めるようになったから」


私は以前、家系を調べるため、明治時代までの除籍謄本を取り寄せた。
明治の謄本に目を通すと、「六男」「四女」という記述が普通に出てくる。

この本によると、戦前までは、生殖~妊娠~出産が、自然の営みの一つであった。
つぼみが膨らむと、花が自然に咲くように。

結婚したら、妊娠する。妊娠したら、出産する、それがごく当たり前。
当たり前どころか、基本的には選択すら存在しなかったんだと思う。

花がつぼみを膨らませるのに、意思を介在しないように。
妊娠・出産は人間が決めるものではなく、神様からの授かったものだと受け止めていたのだろう。


ところが、近年になって、様相が変わった。
大きな要因は、避妊技術が発達したこと。戦前までは、母子ともに出産が原因で亡くなることが多かった。女性も命がけで出産していた側面があった。

望まない妊娠を防ぐ意味でも、避妊技術が社会に果たした貢献は大きい。


しかし、避妊技術が発達したことによって、主導権が変わったのだ。

今、「子供を作る」「子供を持つ」という言葉が、当たり前のように使われている。

その言葉が指す背景を考えてみると。
「子供を世に送り出す」のは、親の意思で、ということになる。

そう、人が主導権を握るようになった。


避妊技術が発達した先進国では、軒並み1~2%の出生率だと聞く。

もちろん、子供が欲しくても、経済的な問題や、不妊の問題でかなわないこともある。

しかし、人の意思を介在すると
「自分が生涯で、子供を持てる人数、持ちたいと思う人数」に、出生率は回帰していくのではないか。

確か、このようなことが書かれていたと記憶している。


自分に置き換えても、頷くところがある。
私は結婚6年目で、娘を出産した。その間に2度の流産という憂き目もあったが、5年もの期間の間で、仕事の関係上、「今は産みどきではない」と、妊娠を避けた時期もあったからだ。

「そろそろ、子供を」と思い始め、身篭ったのは2006年秋。どちらも、私の意志を介在していた。

我が家もそうが、今は一人っ子も多い。子育て雑誌には「二人目どうするか考えてる人へ」という記事を、よく見かける。こういった1人1人の意思が、出生率に反映しているのかもしれない。


※子育て支援の本では、この書籍が参考になりました。
 フランスが出生率を向上させた理由が分かります。
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