おばさん問題
「近所の25歳の子持ち主婦が、私に向かって「おばちゃん」と言うのです。
確かに私は37歳でかなり年上だけど、面と向かって言われると腹立ちます。
こんな私は、心が狭いのでしょうか?」
自宅に届いたフリーペーパーに、こんな投書が掲載されていた。
後日発行の同フリーペーパーには、色々な意見が寄せられたが、概ねは投書主に同情的。
「そんな良識ない人(25歳主婦)の言うことなど、気にしないで」
「失礼な言い方に対して、面と向かって言ってみたら」などなど。
フリーペーパーを前に、うーん・・・私は思わず、唸る人になった。
「おばさん」って言葉は、本当にクセ者だなぁとつくづく感じていた。
私も子連れで出かけることが多く、そこでは同じく子連れママたちと会話する。
で、娘がその子にちょっかい出すばかりでなく、そのママの持ち物を勝手にいじったりすることもあるのだ。
その子供の名前を知っていたら「こら、○○ちゃんのママに返しなさい」と言えるのだが、初対面だと分かりようがない。
そんなとき、ハタと困ってしまう。
「お姉さん」というには、見た目の年齢的にもどうかと思うし、ましてや同じ子連れだし。
かと言って、「おばさん」と言うのも憚れるし、失礼かなと思う。
無難なのは「お友達のママに・・・」という線で落ち着くというか、いいようがない。
そうなのだ。日本語には、赤の他人の女性を指す 適切な言葉がないのだ。
「おばさん」という言葉が唯一、それに近いと思うが、ニュアンス的に侮蔑が含んでいる。
親戚の叔母も、本来なら「おばさん」と呼ぶのだが、年齢が若いと嫌がられてしまう。
(現に、我娘も20代の叔母のことは、「ねぇね」と呼ばせているし。)
私も小さい子に向かっては、「おばちゃんにちょうだい」と自ら名乗っているが、でも、そのママに面と向かって「はい、おばちゃんに渡して」と言われると、一瞬”ウッ”とくる。
うーん・・・かくも難しい おばさん という言葉。
なーんか、他人の女性を指す言葉で、垢にまみれていない日本語が産まれないかなぁ。
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